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歯周病と全身疾患の関係①(心房細動早期発見プロジェクトへの参画)

  • 執筆者の写真: 瀬川歯科医院
    瀬川歯科医院
  • 8月17日
  • 読了時間: 2分

 歯周病は様々な成人期の疾患と関わっていることが明らかにされています。

 本年3月、広島大学は歯周病の原因菌が心房細動(不整脈)に関与していることを明らかにした論文を発表しました。

 心房細動は、脳梗塞や心不全の主な原因となるほか、認知症のリスクも高めることが知られている不整脈です。これらの重篤な状態は、早期発見と適切な治療により予防が期待できます。歯周病菌との関係性が明らかになったことにより、歯周病治療が心房細動の予防となる可能性があり、新しい治療法の開発につながることが期待されます。


 広島県脳卒中・心臓病等総合支援センター、広島大学病院では広島県歯科医師会との共同事業として、医科歯科連携で心房細動早期発見に取り組むプロジェクトを令和6年12月11日より開始しました。協力歯科医院やかかりつけ医と連携し、受診時に専用機器を短時間持っていただくだけで心房細動を簡易スクリーニングできる事業を推進しています。この手軽な検査を通じて早期発見を促し、皆さまの健康寿命の延伸を目指します。



事業の概要
事業の概要

上記HPにあります通り、当院においてもこの事業に協力しており、その取り組みを広島テレビにてご紹介いただきました。

         動画へのリンク:https://youtu.be/RQ_Wl2wV1CM


 この事業の最大の特徴は心房細動スクリーニングを県内の歯科医院と医科歯科連携で行うことで、国内初の取り組みとなります。歯科医院で心電図測定することで、特に健康診断やかかりつけ医での定期的な心電図測定機会のない方に心房細動スクリーニングの機会を提供し、心房細動が原因の脳梗塞、心不全発症を一人でも多く防ぐことを目標としています。


 
 

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